気まぐれなお嬢さん

昨日は朝から制作をしていました。
とても天気が良く、清々しい朝の光を浴びながらのスケッチをしていました。
すると、何処からともなく気配を感じたのですが、辺りを見回しても何もいません。声も聞こえたような気がしたし、変だなぁ〜と、ドアを開けると、とても綺麗で品のある女性が座っていました。
瞳はゴールドで、シルバーのフサフサした毛。じっと僕を見て、何か言いたそうにしています。
僕が『入っておいで!』と言うと、ユサユサとシッポを靡かせて近寄ってきました。すごくなついてきて、それが可愛いのなんの。
ちょっと遊んだあと、僕は制作を開始しました。
それでも、何処かに行くわけでもなくそばにいたのですが、気付いたら姿は無くなっていました。
そして、昼を過ぎた頃、また遊びにやってきてくれ、この日は4回ほど、やってきては遊んで消え、遊んで消えの繰り返しでした。
今日も朝から来てくれると信じて制作していましたが、とうとう1回も来てくれませんでした。
僕の心を奪っておいて、それはないだろ!!!
気まぐれなお嬢さんに明日は会えるかなぁ?